【事業がうまれたストーリー】

この事業が生まれたきっかけは、ブライト・ソレイルズの代表が中途障害となったときに、障害者用品のカタログを見て、強いショックを受けたことにあります。

「障害者になると、どんなに嫌でもデザイン性が低いものを使わないといけないのか。」

とりわけ、健常者としての消費活動をしてきた女性にとって、デザイン性が低い製品を使わざるをえないことは、モノを買うときの制限となります。病気や障害を持っていても、健常者と同じ製品が使えるものなら使いたいのが本音です。

「死ぬ前にもう一度でいいから、気に入ったものを買いたい。」

若いときから帽子や洋服に人一倍気を使っていた70代の男性。末期がんの治療による脱毛を隠すための帽子を介護カタログで選びながら、つぶやいていました。残念ながら、この方の気に入ったものは介護カタログにはありませんでした。そして、無念のまま亡くなったのです。ご家族が話してくれたお話です。

デザインと疾患対応の両方を兼ね備えた、専門家によるエビデンスのある製品はできないだろうか?

患者用品・障害者用品に問題意識を持った代表は、専門医、研究者、デザイナー、スウェーデン企業への直談判を開始しました。

そして、ブライト・ソレイルズ代表の熱い想いや製品の可能性を、すべてを聞かずとも瞬時に判断し、未来を共有し、将来に信頼を託してくださった人々とともに、ブライト・ソレイルズは新たなとりくみをはじめました。

疾患に特化しすぎるとデザイン性が下がる。でも、健常者による障害者向けデザインは、理論として正しくても使いにくい。患者が利用する際のダブル・バインドを解決するモデルは、ブライト・ソレイルズの原点ともいえる「患者視点」にありました。

仮説と検証を患者さんたちとともに、くりかえす日々がはじまりました。わからないことはエンドユーザである患者の視点・当事者の視点に立ち返って考える。それが、わたしたちの道標となった瞬間でした。